著作権法第55条(削除条文)

条文の現状

  • 平成8年12月26日法律117号により削除済み

参考:

旧55条の内容と削除理由

参考:

写真著作物の特別な保護期間(削除前)

  • 写真著作物は公表後50年で保護期間が終了
  • 創作後50年以内に公表されない場合は創作後50年で終了
  • 他の著作物とは異なる短期間の保護

短期保護とした理由

  • 写真は著作者名表示を欠くケースが多い
  • 著作者の特定が困難
  • 当時の国際条約でも写真は短期保護が一般的

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削除に至った経緯

  • 先進国では写真も他の著作物と同等に保護する傾向
  • 著作者名表示が慣行として定着
  • WIPO著作権条約で写真の特別扱い廃止

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現在の保護期間

  • 一般原則に従い著作者の死後70年
  • 平成30年改正により50年から70年に延長

参考:

経過措置の内容

保護復活の制限

  • 改正前に保護期間が満了した写真は復活しない
  • 昭和22年以降創作、昭和32年以降公表の作品が延長対象

保護期間の選択適用

  • 従来の「公表後50年」が「死後70年」より長い場合は従来方式を適用

参考:

権利者からの要望と政府対応

保護復活要望

  • 民間権利者団体が保護復活を要求
  • 旧法下で保護期間が終了した作品の権利回復を希望

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要望却下の理由

  • 利用関係に混乱を招く恐れ
  • 他の著作物との均衡を欠く
  • 既存の利用者との調整が困難

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