法令遵守(コンプライアンス)の必要性 : どの程度の義務なのか

個人情報保護法上、個人情報取扱事業者に該当すると様々な義務が課せられると聞いています。これは全部守らないといけないのですか。

義務の種類によって若干の違いはありますが、個人情報保護法上の各規定は、単なる努力義務ではなく、法的義務として定められています。そのため法律上の義務はきちんと遵守する必要があります。違反が問題になると原則として個人情報保護委員会からの勧告・命令が発令されることがあり、これに違反すると罰則の対象にもなります。また今は社会が敏感ですからコンプライアンス違反によるレピュテーションダウンが一番のダメージでしょう。

ただし、例えばデータ内容の正確性・最新性の確保や不要時の消去(22条)、苦情処理体制の整備(40条)は努力義務として規定されています。各条文の「しなければならない」と「努めなければならない」を区別します。また、一定の不正なデータベース提供等は、命令違反を待たず直接罰則の対象となります。