著作権法条文解説 (81)

川内 康雄

著作権法第42条(裁判手続等における複製)

条文の概要 裁判手続、立法・行政目的、特定の行政審査手続において、必要な範囲で著作物を複製可能 著作権者の利益を不当に害する場合は適用除外 第1項:裁判手続・立法行政目的での複製 対象となる著作物 公表・未公表を問わず全ての著作物が対象 民事・刑事訴訟では未公表資料の証拠提出も想定されるため 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 裁判手続・行政審判手続の利用は41条の2、立法・行政の内部資料利用は42条、特許・品種・薬事等の審査手続は42条の2に分かれている。立法・行政の内部資料は、必要な範囲の複製だけでなく、内部資料を利用する者との間での公衆送信・公の伝達も認められる。いずれも著作権者の利益を不当に害する場合は除外され、一般公開を許す規定ではない。

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川内 康雄

著作権法第41条(時事の事件の報道のための利用)

条文の概要 時事の事件を写真・映画・放送等で報道する際、事件を構成する著作物や事件の過程で見聞きされる著作物を、報道の正当な範囲内で無許諾利用できる 報道の必要性を重視し、著作権者の許可取得の煩雑さを解消するための例外規定 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 著作権法逐条講義(七訂新版) (専門家) 関連ニュース 生成AIは著作権保護の検討が不十分」新聞協会など声明 「著作権法30条の4は大きな課題」 (2023-08-18) 生成AIの学習における著作権法第30条の4の適用が、プログラムの著作物の複製に関する議論と関連している。 米著作権当局、生成AI「Midjourney」で制作した優勝作品の著作権保護を拒否 (2023-09-12) 生成AIによる作品の著作権保護の可否が、プログラムの著作物の複製に関する法的議論と関連している。 ワコム、デジタル作品にIDを埋め込み著作権の保護を実現する「Wacom Yuify」オープンβ版を提供開始 (2024-11-14) デジタル作品の著作権保護技術が、プログラムの著作物の複製に関する法的議論と関連している。

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川内 康雄

著作権法第40条(政治上の演説等の利用)

第1項:政治演説・裁判陳述の自由利用 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 「裁判公開の原則」は守られているか(清永聡) (専門家) 知る権利の保障 国民の参政権実効性向上 公的機関での議論への国民アクセス確保

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川内 康雄

著作権法第39条(時事問題に関する論説の転載等)

参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 現行39条は地域限定特定入力型自動公衆送信のほか、放送同時配信等も対象とする。論説の転載等を禁止する表示がある場合は対象外であり、一般のウェブ転載を一律に認めるものではない。

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川内 康雄

著作権法第38条(営利を目的としない上演等)

基本的な趣旨 教育機関や地域での文化活動を円滑にするため、非営利かつ無料の著作物利用について著作権者の許諾を不要とする規定 大規模でなく頻繁でもない利用であれば、著作権者への不利益は少ないとの判断 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 参考: 38条3項は、放送・有線放送に加え、特定入力型自動公衆送信と、放送等の終了後に開始するものを除く放送同時配信等も対象とする。インターネット配信一般を家庭用テレビで再生すれば自由になるという意味ではなく、同項の対象となる送信かを確認する。

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