輸出の可否:オープンソースの使ったアプライアンスは輸出可能か
オープンソースのアプリケーションサーバーを搭載したハードウェアを海外に輸出して販売したいと考えています。このような製品の輸出は規制されていますか?
ただしオープンソースのOSディストリビューションの多くはSSHなどの高度な暗号化ソフトウェアを標準で搭載しています。そのため外為法上、戦略物資として取り扱われ、一定の国々に対する輸出に際しては、国から許可を得る必要があります(ただし法律改正により許可が必要となる大分減少しています)。また同じく相手先国においてかかる暗号化ソフトウェアの国内への持ち込みが規制されている可能性があります。この点現地法の事前調査が必要でしょう。オープンソースOSは標準で添付されるパッケージが多く、開発者の気づかないうちに実装されているケースもあると思われます。 また規制の問題ではありませんが、慎重を期するのであれば、オープンソースライセンスがそもそも有効な国内法体系となっているかの確認も行っておいた方が良いでしょう。この点ベルヌ条約加盟国であれば通常問題にはならないと思われます。
OSSであることやSSHを含むことだけでは、許可の要否は決まりません。貨物として輸出する装置と、プログラム・技術の提供を分け、仕様に基づく該非判定、仕向地・用途・需要者の確認を行います。市販暗号や公知の技術等の扱いには条件があり、暗号プログラムが公開されていても装置全体の確認を省略できるとは限りません。